医療・保健
(プロジェクト)
2025年6月18日
途上国での医療・保健における課題

適切な医療サービスを受けられるかどうかは、命に直結する切実な問題です。しかし、途上国の多くの地域では、医療機関の不足や医師の偏在、地理的・構造的な要因によって、適切な医療アクセスが困難になっています。特に、郊外に住む人々、妊産婦や乳幼児、障がいをもつ方へ医療・保健サービスが提供される仕組みづくりが必要です。
- 医療アクセス格差(物理的距離):
医療機関の不足に加え、限られた医師や医療資源が都市部に集中しています。公共交通機関が未整備な農村部に住む人々にとって、最寄りの病院へ通うこと自体が困難なハードルとなっています。 - 脆弱な母子保健と「防げる病」の放置:
妊産婦や乳幼児など、継続的な健診やケアを必要とする人々へサービスが届きにくい現状があります。適切な知識や定期的な検診さえあれば防げる病気や死亡が、今なお後を絶ちません。 - 障がい者や社会的弱者の孤立:
移動が困難な障がいを持つ方や特定の疾患を持つ方が、地域社会の理解不足により、適切な保健サービスから取り残されがちです。
ITによるソリューション例
- テレメディスン(遠隔診療)による医療サービスの提供
- SMSやアプリを活用した健康啓発キャンペーンによる感染症対策の促進
- 医療データの電子化と自動suggestion分析による、予防医療や診断支援の実現
弊社の実績
デジタル産科パッケージ「SPAQ」(SOIK社様事業)
解決策:スマートフォンを活用した遠隔産科ケア

コンゴ民主共和国、ガボン、ザンビアなどの国々において、母子保健の質を向上させるため、デジタル産科医療の統合型ソリューションパッケージを導入しています。
- フィールド情報のリアルタイム連携:
スマートフォンアプリを通じて、現場の健診情報を即座に共有する仕組みを構築しました。医療機器とデータが連携しており、検査結果を自動計算し、異常があればアラートを表示します。 - 直感的な操作感:
現場の助産師の方でも、スマートフォンアプリのナビゲーションに従うだけで簡単に操作できるUIを実装しています。 - 遠隔診断の実現:
超音波診断装置(エコー)と連携し、遠隔地にいる医師がエコー画像を確認しながら診断・指示を行える環境を整備しました。
プロジェクトの実績と現場の声
コンゴ民主共和国等での実証事業において、産前検診の質と効率が大幅に向上し、母子の健康を守る具体的な成果が実証されました。通常の産前検診と比較し、検診者数が平均で74%増加し、多くの命を救うことに繋がっています。
また、導入現場の医療従事者や妊産婦の方々からは、以下のような声が寄せられています。
- 「アプリのナビゲートにより、経験の浅いスタッフでも見落としのない高品質な検査が可能になった」
- 「遠隔診療のおかげで、村にいながら専門医のアドバイスを受けられる安心感が生まれた」
- 「異常の早期発見により、28名もの命を救うことができた」
- 「医療施設の運営が効率化され、収入向上による持続的な経営が可能になった」
詳しくは下記リンクをご覧ください。
今後の方向性:医療アクセスのさらなる拡大
私たちはテクノロジーをさらに進化させ、以下のようなアプローチを通じて、より包括的(インクルーシブ)な医療システムの構築への貢献を目指しています。
- 診察から支払いまでをシームレスに:
国の医療保険との連携を強化し、診察から支払い対応までをスムーズに行えるワンストップな基盤を構築します。 - 医薬品流通のDX化:
医薬品の購入、デリバリー、在庫管理のプロセスを電子化・自動化することで、医療従事者の事務負担を軽減し、本来の診療業務に集中できる環境を整えます。 - 村落部におけるスクリーニング体制の確立:
医療機関がない村落部でも、農村部のリーダーなど現地の非医療従事者がアプリを用いて初期スクリーニングを行えるシステムを構築し、一人ひとりの健康を見守る「ラストワンマイル」の医療を実現します。
タグ:
プロジェクトをもっと見る -
お問い合わせ
- ヘルスアンドテックにお問い合わせをありがとうございます。 プライバシーポリシーページをご理解の上、お問い合わせ内容をお送り下さい。後日担当者より、回答申し上げます。海外出張等で数日かかる場合もございますのでご了承ください。
無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。